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NCDA(全米キャリア開発協会)2018年6月20日~23日   inフェニックス、アメリカ
 

キャリアカオス理論  Jim Blight

法政大学大学院キャリアデザイン学研究科にて、キャリア・カオス理論を応用した修士論文について、ジムブライトより、助言をいただきました。

キャリア・カオス理論の応用として、『与えられる試練』というレポートを作成し、ジムブライトに手交

キャリア・カオス理論のオリジナリティの創発性は、偶発的な出来事を想定しているが、寧ろ試練に焦点を当てて、バタフライモデルを応用する研究について説明

偶発性よりも試練が、人生を好転させるケース

キャリアカオス理論におけるバタフライモデルには、それまでの日常が壊れるほどの試練(災害、リストラ・失業、パートナーとの離死別、病気など)を応用。試練を乗り越え、より良い日常を取り戻すときに、ライフテーマや守るべきものの存在が、レジリエンスになることを研究。ジムブライト博士には、スティーブジョブスの例をレポートにして、提出。ジムブライト博士からは、興味深い研究を続けるように、以下の返信をいただきました。(掲載了承、確認済み)

Dear Sakaguchi

Thank you for sharing your paper with me, and also for using our theory in your work.

I really enjoyed reading how you applied Chaos Theory of Careers (CTC) to your examples.

I think you do a good job of identifying the life theme, the emergence and the self-organizing pattern.

The butterfly model you present also makes sense and is a good illustration of some of the key ideas in chaos.

You are also correct in presenting how when on the edge of chaos new emergent patterns can arise!

One thing i would suggest is that the edge of chaos can also be a magical and positive place whereas the two examples you presented were of Steve Jobs leaving his job and a mother leaving her husband!  Chaos and uncertainty can be experienced positively at the time as well as after what emerges.

But a great read, and thanks for sharing it with me

 

Warm Regards Jim

キャリア構築理論  Mark Savickas

我が人生の意味と向き合う『人生の授業』は、サビカス博士のキャリア構築理論に基づいたキャリアプログラム。ライフテーマは、将来展望を照らす松明になるという理論は、後半人生において、『人生の目的・意味』が、ひとり一人の豊かで幸せな人生に繋がることを教えてくれる。

サビカスは、大会開催中、朝から晩まで会場をウロウロ回りながら、誰にでも声をかけ、対話を始める。彼の言動・あり方そのものが、キャリアカウンセラーのオープンマインドの姿勢を教えてくれる。

スーパーの直弟子であるサビカスは、現在のキャリア理論におけるまさに大家。

ライフテーマが将来展望を描き出す

サビカス博士は、キャリア構築理論において、過去の経験のひとつ一つに(細胞のひとつ一つにその人のDNA情報が全部入っているように)その人の人生観・世界観(ライフテーマ)映し出されている。その人が何を大切に生きているのかを知ることが、自分らしい人生を未来に繋いでいくと考えている。また、人は聞きたいように聞き、見たいように見るとは、過去の経験を事実そのものとして捉えるのではなく、経験を意味づけしながら、自分の中で消化できる、つまり、過去は変えられることを教えてくれる。否定的な過去でさえも、かけがえのない自分の人生の一部である。

 

サビカスのキャリア構築理論は、不確実な時代である現代のキャリア理論の主流である。スーパーやホランド、クライツの弟子。サビカスは、データやアセスメントツールよりも、ひとり一人の人生の物語=ナラティブアプローチを大切にしている。

写真では、隣にジムブライト博士とクルンボルツ博士がいる。

プランドハプンスタンス理論(ハプンスタンスラーニング理論)
Jhon Krumboltz

偶発性理論『その幸運は、偶然ではないんです』(ダイヤモンド社 2005年)で、日本でも有名なクルンボルツ博士。しかし、彼は学習を強調している。継続する学習行動が、幸運な機会を引き寄せると強調している。

ユーモア溢れるクルンボルツ博士は、常に優しい笑顔

何故か、田中理事が中央に(笑)。クルンボルツ博士は、本当に優しい笑顔の方。

前向きに学習し続ける人に、幸運が

クルンボルツ博士の偶発性理論(プランドハプンスタンスセオリ)は、キャリアは偶然によるものが大きいことを発表し、キャリアプランは無意味であるというインパクトを与え、また多くの人が偶発性によるキャリア形成に共感した。

しかし、彼が本当に伝えたいことは、日々前向きにプラス思考で人生を楽しみ、また学習を続ける人に幸運な機会が与えられるということである。

 

メタファー理論
Norman 

ノーマン博士のメタファー理論は、今秋(2018)にも、和訳版が誠信書房より出版予定。スーパービジョンにおける、メタファー(例え)を使ったケースを実演してくれ、その効果を目の前で実証。

ノーマン博士は、退官後、高齢者向けの研究を中心にする意向

エイジズムについて共感

ノーマン博士は、今後カナダの高齢化問題について研究を中心にされる予定。

日本ではすでに、4人に1人が高齢者。カナダにおいても、2051年には、4人に1人が高齢者になる予測があり、高齢者のためのキャリアプログラムに、関心があり、退官後はライフワークとしたい意向。

高齢化は、世界の課題であり、日本は最も早く超高齢化社会を迎えた国として、世界にキャリアモデルを示せるか問われている。